【セキュリティ】ネットワークフォレンジックとは

はじめに

こんにちは、Itoop(アイティープ)の広報担当の黒澤です!

皆さんは「ネットワークフォレンジック(Network Forensics)」をご存知でしょうか?

フォレンジックには、「法医学的な分析および調査」という意味があり、医学用語として使われているそうです。

この「フォレンジック」にネットワークを付けたしたのが「ネットワークフォレンジック」であり、近年のセキュリティアクシデントへの対応策として注目されています。

今回は、ネットワークフォレンジックについてご紹介します!

ネットワークフォレンジックとは

ネットワークフォレンジックとは、ネットワークで流れるデータを保存、分析するためのデジタル鑑識のひとつで、どの端末が、いつ、どのような経路で、何を送信したのかを記録します。

情報漏洩はどこでも起こりえる

情報漏洩の発生は、サイバー攻撃や内部からの流出など、外と内の両方に可能性があります。

近年は、テレワークなど新しい働き方を狙った攻撃もあり、社内ネットワークを利用しない接続などが狙われます。

実際に、東京オリンピック開催中には、およそ4億回のサイバー攻撃を受けていました。(対策により全てブロック)

また、PayPayへの不正アクセスで2000万件以上の加盟店情報流出なども起きており、サイバー攻撃珍しいものではなくなっています。

内部からの情報漏洩についても、様々な企業で発生しており、ニュースで取り上げられる事件はごく一部のものです。

なぜネットワークフォレンジックが必要とされるのか

このような現状のなか、ネットワークフォレンジックは、攻撃を未然に防ぐためでなく、事後対策として有効です。

インシデント発生時、記録しているデータを元にどういった経路から、どんな手段で、どんな情報が、どこに送信されたのかが明確に把握できるので迅速な原因究明と対応が可能になります。

また、社内通信全てを記録することで内部不正の抑止力にもなります。

アンチウィルス、ファイアウォールだけでなく、事故後ことも配慮したセキュリティ対策も必要です。

終わりに

いかがでしたでしょうか?

今回は、ネットワークフォレンジックについて解説しました。

IT化が進む現代だからこそ、セキュリティ対策もより強固なものにする必要があり、それに見合う知識をもっておくことが大事になってくるのではないでしょうか。

私も、情報セキュリティには十分気をつけながら日々の仕事に取り組んでいきます。

それでは良い一日をお過ごしください。

DXについて私たちが考えられること

こんにちは、Itoop(アイティープ)の橋本です。

ここ数年、経済産業省が「DX(デジタルトランスフォーメーション)」を推進しているのをご存知でしょうか?

わたし自身も、耳にしたことはあるけれど具体的にどういうことなのか、なぜDXに置き換えた方が良いのか?

あいまいな部分もあったので、気になって調べてみることにしました。

DXとは?

DXとは、「デジタルトランスフォーメーション」の略で、

経済産業省では「データやデジタル技術を使って、顧客視点で新たな価値を創出していくこと」と定義しています。

例えば、AmazonのECサイトは、今や当たり前になってきていますが、「ものを買う」という「行動」をデジタル技術に置き換えたDXの事例の一つとなっていました。

なぜDXに置き換えた方が良い?

いくつか理由があるなかで一番身近な理由として

「消費者の行動に変化が起きている」ことが理由の一つだそうです。

その行動の変化とは、「モノ消費」→「コト消費」や「所有」→「共有」となっているところです。

「カーシェアリング」の登録者数の例が分かりやすく、

車という「モノ」を買うところに価値が見出されていましたが、カーシェアリングの登録者数が増えてきているように(データ:http://www.ecomo.or.jp/environment/carshare/carshare_graph2020.3.html)、車に乗る「コト」へ価値がシフトしてきています。そして、車を「所有」していたものが「共有(シェア)」されるようになってきています。

このように、消費者の消費行動が変化してきているからこそ、「コト」を提供できるようにしたり、「共有」できるようにすると、必要な情報ややりとりが増えます。

人力で対応することも可能ですが、対応スピードや正確さを求めるとDXでデジタルに置き換えるとできることが増えるなと気づきました。

今何気なくしている行動がデジタル技術に置き換えることができるかもしれない!

先述した「モノ」→「コト」や「所有」→「共有」へと消費者の重視しているところがシフトしてきている中で、まだDXによってデジタル化されてないところが沢山あると思います。

そこで、この行動はデジタル技術に置き換えることはできないかな?

と普段からアンテナを立てて過ごしていたら、仕事でDXの話が出た時に、先陣きって行動できるかもしれない♪

日常をいつもと違う見方にすることで楽しみが増えれば幸いです。

それでは良い一日をお過ごしください。