ママ社長が語る、橋本岳子社長×島袋尚美

こんにちは、ゆいまーる広報部です。

2021年3月5日、弊社代表の島袋尚美と「株式会社 アドヤン」の代表取締役を務める橋本岳子(はしもとたかこ)さんとで対談が行われました。

会社員時代を経て独立されたという橋本さん。これまでの経歴や、SDGsへの取り組み、女性ならではの出産・育児の悩み、今の20代へのメッセージなど、盛りだくさんの内容となりました。

2人のママ社長の対談を、広報部から贈ります。

第2話:「産前・産後も意地で休まず働いた血気盛んな会社員時代!?」はこちら

第3話 それぞれのSDGsへのユニークな取り組み。今後の野望は、やっぱりジェンダー平等?

島袋:SDGsに着目した理由は何だったんですか?

橋本:文章講座をやった時に、オーディエンスの1人がSDGs活動に取り組んでいるNPO法人の方を紹介してくれました。話を聞くことになり、そこでSDGsという言葉が刷り込まれましたね。それから、街中やニュースの中にSDGsという言葉がたくさんあることに気付きました。

島袋:それまでは、特にご自身が何か気になることがあったとかそういう訳ではなくて?

橋本:そうですね。ただ、ペットボトルのラベルを剥くのがいつも手間だなと思っていました。ペットボトル、どうにかならないかなという気持ちはありましたね。ミルクスタンドって知ってます?瓶に入った牛乳やジュースが売っているんですけど、その事業をやったら面白いかなって、そんなことは考えていましたね。環境保護という入り口ではないのですが、結果そこにつながっていました。

島袋:おおー!!

橋本:あとは、わたしたちの世代は100歳まで生きるであろうと言われていて、今の高齢者の生き方とは大きく変わってくると思うんですね。生きてきた時代が違うので、老後の迎え方もきっと違うだろうなと。定年後の長い人生についても考えなくてはならないと思っていて、たとえばYABOを高齢者で発行するというのも持続可能という視点で考えると面白いんじゃないかと考えています。

大曲:そうですよね。全部入ってますもんね。

橋本:SDGsを絶対やろうと意気込んでいるわけではありませんが、世間の流れと自分の思考が合ってきたのかなという感覚はあります。形になっているのは、NPO法人のイベント開催に協力しているだけですね。先日は、渋谷のハチ公前でイベントをしたんですよ。

島袋:ゴミ拾いではなく?

橋本:違います。ポスターを掲出して、SDGsの訴求活動をしていました。

島袋: 今後もそのNPO法人と一緒に?

橋本:そうですね。あとは、大学生と組んで、NPO法人が開発したアプリを広める活動を始めました。お買い物で貯めたポイントを地域の課題解決のために使うというもので、先日は本厚木で提案してきました。

島袋:知り合いが取り組んでいる環境団体は、海洋生物が人間の捨てたストローを喉に詰まらせて亡くなるのを防ぐために、“まずはゴミ拾いから”とゆるく活動しています。将来のマイクロプラスチックにも繋がってしまうので、ちゃんと知っておこうって楽しくやってる会なんですけど、そこの代表がよく横浜にいるので、橋本さんと活動されているNPO法人さんと会ったらいいかなと。

橋本:彼も環境活動をガチガチに教育したくないって言ってる人なんですよ。勉強として教えると嫌がる子もでてきちゃう。でもこれって日常の話なんだよっていうことで、渋谷の若者たちに気づいてもらおうっていう目的で、集客しないイベントを始めたんです

島袋:え、どんな風に?声をかけるみたいな感じですか?

橋本:いや、ポスターをインパクトのあるものにして、そこにSDGsのマークを17個入れて感性に訴えるんです。人間ってこうしなさいじゃなくて、感じて自分で落とし込むと行動に移しやすかったり納得しやすかったりするじゃないですか。最終的にはそこを目指してます。

島袋:素晴らしい…!

橋本:通行人が相手なのでそこに訴えられる自分たちの想いをポスター1枚にして提出するのもありですし、協力会社として参加してもいいと思います。

自社としては、継続して働けるとかずっと元気でいられるみたいなことを追及していきたいですね、最終的にはYABOの建物を建てて、そこでみんなが働きながら老後を過ごしたいです。

宅野美穂さん(今回ゆいまーるとアドヤンをつないでくださったライターさん。以下・宅野):老後研究会の話は伺ってたんですけど、そこまでの計画があるとは知らなかったです。

橋本:今孤独死が問題になっていますよね。それを防ぐ方法のひとつとして、仕事仲間が一緒のところに集まって、一生頭使い続けて暮らしていくというのもいいのかなって。

あとは、エレベーターやエスカレーターなし、日々足腰を鍛えられる老人ホームというもの考えています。

島袋:やばい。ちょっとわたし住めるかな(笑)とにかく動けと。

橋本:そうです。過剰な介助もしないというか。サポートしてもらうのではなく、自分でやり続けることを目標に掲げるというわけです。

島袋:なるほど。

ではフリーペーパーにSDGs関連のものを載せたりしてるんですか?

橋本:12月に発行したものには、ハンティングについて掲載しました。今後もSDGs関連の記事は必ず入れていく予定です。

宅野:SDGsって、周知されつつありますよね。

橋本:この1年で来ましたよね。

宅野:いま自分が受けている仕事でも、SDGsとかサステナブルな社会をつくるために何をしてますか?っていうインタビュー案件も増えてきました。

島袋:最近我々もそのアンケート調査結果を出しました。

宅野:勉強していかないといけないなと思ってます。

島袋:そうですよね。ちょうどSDGsのセミナーをやってるんですよ。わたしというよりも周りでやってる人たちがいて、実体験があるわたしに監修してほしいと。「これどうなの?リアリティなさすぎるよ」って突っ込んでますね。SDGsって商業のためだけに使われてほしくないんです

橋本:地球人としてというか?

島袋:「これやれば流行る!」というのが嫌なので、ちゃんと現実に即したいですね。シングルマザーが部屋を見つけられないとか、コロナ禍で給食がなくなったせいで何も食べていない子がいるとか、日本の実態って知らない人が多いなと思っています。わたし自身は9.11の時にアメリカに留学していて、人種差別を受けたことがあります。夫がインド系のアメリカ人としてアメリカに住んでたので、ブラウンの人の差別を受けていたことを聞きましたし、目に障害があるのでそういった立場での実体験も教えてもらいました。

自分の経験や見聞きしたことをセミナーに反映させたいと思って、アドバイスをするようにしていますね。日本に住んでると、貧困や人種差別についてあまり実感がない人が多いみたいですけど。

橋本:そうですね。日本のいわゆる中流と思っているにとっては、人種差別やごはんが食べられないなどは現実的ではないですね。実際、わたしの生活してきたところではそこまで気になるようなことはありませんでした。

宅野:前に参加したライター講座の講師が「日本人は日本に生まれてきただけで99%幸せだ」って。

島袋:絶対そうです!弾丸飛んでこないし。

宅野:そういう話を聞いてなるほどと思って。

島袋:本当にそう思います。沖縄出身なんですけど沖縄の一部の人が貧困だったりするので、そういうのを見て自分は上流なんだなって。お風呂に入ってない同級生とかもいたんです。

橋本:この時代に。

島袋:いますいます!本当に給食だけ食べてみたいな。

橋本:じゃあもう家では何も食べてない?

島袋:そういう家庭ですね。

島袋:ところで、今年の入ってから女性のリーダーが少なすぎるって森さん発言で話題になって今さら!?みたいな(笑)。10年前からアメリカでは聞いてたのに、日本人の認識がようやく変わってきましたね。

橋本:でもまだまだ女性のリーダー少ないですよね。

島袋:劇的に少ないですね。女性のポリティシャン(政治家)って能力以外のところで潰されやすいなっていうのも、卒論かなにかで書いたんですよ。男性だったら叩かれないのに、女性だったら引きずり下ろされることがあるなって。だからせめて閣僚の割合を男性7:女性3までもっていかないとこの文化がなくならないなって。ずっとこういうこと言ってきました。

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第3話はここまで。

続きは下記リンクからご覧ください。

第1話:ライターと編集の学校時代の卒業制作を自社媒体に!

第2話:産前・産後も意地で休まず働いた血気盛んな会社員時代!?

第3話:それぞれのSDGsへのユニークな取り組み。今後の野望は、やっぱりジェンダー平等?

第4話:結婚・出産の両立はできる。“なんでも自分でやらなくていい”

最終話:人生の先輩として娘に伝えたいことは、人間的・経済的自立。娘たちとは人間同士の付き合いを

ゆいまーる広報部の他ブログや対談記事でも、尚美社長始め様々な経営者の方々のお話に触れることができます。

ぜひご覧ください。

アドヤンHP(橋本岳子さん):https://yaho-adyan.com/about.html

島袋尚美プロフィール:https://yuima-ru-tokyo.com/profile/

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